保湿剤、悩んだらとりあえずワセリン

美素肌情報

肌の乾燥を防ぐために、保湿剤を使う事はとても重要です。

ですが、色々な保湿剤が販売されていて、どれを選べばいいのか悩むところです。

まずは、「保湿剤は大きく分けると2種類ある」ということを覚えておきましょう。

エモリエントかモイスチャライザーか

保湿剤は大きく分けると2種類あります。

  • 皮膚からの水分蒸散を抑える保湿剤(エモリエント)
  • 皮膚に水分を与える保湿剤(モイスチャライザー)
エモリエントイメージ
モイスチャライザーイメージ

皮膚の乾燥が軽い場合はエモリエント、乾燥が重い場合はモイスチャライザーがおすすめです。

重い乾燥肌の場合は、肌の水分量自体が少なくなっているので、水分蒸散を抑えるエモリエントでは効果が薄くなります。そのため、肌に水分を与えるモイスチャライザーの方が保湿効果が出やすくなります。

自分の肌の乾燥度合いが軽度なのか重度なのか、またどちらの保湿剤がいいのか、判断が難しい場合は医師に相談してみてください。

悩んだらとりあえずワセリンがおすすめ

エモリエントの中で代表的なものがワセリンです。

ワセリンは安定した油脂で、腐ったり、酸化したりしにくく、アレルギーも起こしにくいのが特徴です。

保湿剤選びに迷ったらとりあえず、ワセリンを試してみるのがおすすめです。

ワセリンは石油由来だからと心配しない

ワセリンは石油を精製した鉱物油ですが、非常に安定した成分のため医療用としても用いられています。

高純度のものは眼球に使われるほど、人体への影響がほとんどありません。

石油由来だからと心配せずに、安心してご使用ください。

ワセリンは肌に残っていても大丈夫

顔や体を洗う際に、肌に塗ったお化粧や保湿剤はしっかり落とすものですが、ワセリンはとても安定していて皮膚への影響がほとんどないため、多少肌に残っていても大丈夫です。

Cotoneの石鹸のいらないタオルやコットンシートとも相性が良く、ワセリンを塗った状態の肌でも石鹸なしで顔や体を洗うことができます。

ワセリンの種類

ワセリンは、純度の違いで以下のような種類があります。

  • 黄色ワセリン … 低純度のワセリン。価格は安いが、かぶれる人もいるため、肌の弱い人は避けた方が無難。
  • 白色ワセリン … 黄色ワセリンを精製して純度を高めたワセリン。肌の弱い人は白色ワセリン以上がおすすめ。
  • プロペト … 白色ワセリンを精製して、さらに純度を高めたワセリン。白色ワセリンが合わない人はこちら。
  • サンホワイト … 最高純度のワセリンで最も高価。プロペトでも合わない人に。

「4種類もあって、どれがいいのかわからない」という場合は、まずは白色ワセリンを試してみましょう。

モイスチャライザーは何がいいの?

モイスチャライザーは多種多様で、様々な商品が販売されています。

モイスチャライザーには保湿成分以外にも、防腐剤や乳化剤などの様々な成分が含まれており、これらの成分にも合う合わないがありますので、おすすめのモイスチャライザーというものはありません。

重度の乾燥肌の場合はモイスチャライザーがおすすめですが、そのような場合は自分で判断せず、まず医師に相談しましょう。

塗りすぎは逆効果になる場合も

肌の乾燥を心配し過ぎて保湿剤を過剰に使い続けていると、湿疹などの皮膚疾患を引き起こす場合もあります。肌の状態をしっかり見ながら、保湿剤の使用量・使用回数を調整しましょう。

空気が乾燥する冬場は、毎日きちんと保湿剤を使用した方がいいかと思います。

湿度の高い夏場は数日に一回程度とか、使用量を減らして薄く塗るなど、多少ズボラぐらいがちょうどいいです。

あと、プールや海、温泉などの後は、皮脂が落ちていて肌が乾燥しやすいので、そんな時はきちんと保湿しましょう。



参考文献①
「あなたがスキンケアに使っているのは「エモリエント」? それとも「モイスチャライザー」?(保湿剤シリーズ①)」
https://medley.life/news/6008e4ecac8ed5450302c222/
(参照日2022-04-18)

参考文献②
「眼球に塗れるほど低刺激!? 保湿剤の代表「ワセリン」の種類と効果(保湿剤シリーズ②)」
https://medley.life/news/602f55dfb94a2d7a8e746cdc/
(参照日2022-04-18)

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